当院の特徴

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より痛みの少ない治療・施術を目指しています

疼痛管理について

疼痛管理について

当院は、疼痛緩和に力を入れています。
わんちゃん・ねこちゃんたちは人間の言葉は話せませんが、痛いのはもちろん嫌ですし、『苦痛を取り除いてあげたい。』これは、皆様の一番の望みではないでしょうか?
痛みを最小限にとどめることで治療の効果、延命・生活の質に大きく関わってきます。
逆に痛みが強いと体の反応は悪い方に傾き、病気の治癒が遅れたりすることもあります。
当院では、より痛みのない治療・施術を目指しています。
もちろん、避妊・去勢手術をはじめとする健康な子に行う手術も例外ではありません。
不安に思われることがあれば、なんでもご相談ください。

麻酔について

理想的な全身麻酔は鎮静、意識の消失、筋弛緩、鎮痛、これら4項目をバランスよく満たす必要があります。
しかし、単一の麻酔薬ではこれら4項目をバランスよくカバーできないため、4項目すべてを満たそうとすると大量の麻酔薬を使用する必要があり、不必要に麻酔が深くなるなどの危険性が出てきます。
そこで、異なる作用の薬物を複数同時に用い、これら4項目をバランス良くカバーする麻酔法、バランス麻酔という手法をとります。
また、術中・術後において疼痛管理は欠かせないものです。疼痛管理を行うことで、麻酔薬の投与量を減量できるだけではなく、術後のストレスを減らし、治癒を早めることが可能です。
疼痛管理を行う場合も、麻酔薬同様に異なる作用機序の薬物を組み合わせることで、単独の鎮痛薬よりも強力な鎮痛作用を少ない投与量で達成できます。この概念をマルチモーダル鎮痛療法と呼びます。
当院では、このバランス麻酔とマルチモーダル鎮痛療法の概念に基づいて全身麻酔を行っていますので、より安全に麻酔をかけることができます。

麻酔中のモニタリング

全身麻酔中には、高度麻酔モニターによる心拍数、血圧、体温、呼気二酸化炭素濃度、血中酸素飽和度、換気量の監視を行い、軽微なバイタル変化にも迅速に対応できるようにしています。

血管シーリングシステムについて

「血管シーリングシステム」と呼ばれる特殊な止血用電気メスを使用し、直径7㎜以下の血管をシールして止血や切断をすることができます。 安全・確実に止血、手術時間の短縮ができ、また体内に残す縫合糸を減らすことができます。
近年、学会や論文では体内に残した縫合糸が免疫反応を引き起こすことで発症する「縫合糸反応性肉芽腫」という病気が報告されています。

循環器疾患(心臓病)の診療に力を入れています

循環器疾患(心臓病)について

循環器疾患(心臓病)について

動物病院では、わんちゃんの心臓弁膜症や猫ちゃんの心筋症が特に多く見られます。
病気が進行すると、咳が出たり、疲れやすくなったり(散歩で歩きたがらないなど)、突然死を招くこともあります。
初期にはほとんど症状が出ないことが多いので定期的な検診をおすすめします。

以下の手順で診察を進めていきます。

  • 1.問診(飼い主様から日頃の様子や症状などをお聞きします)
  • 2.身体検査(検温・視診・触診・聴診などを行います)

必要に応じて

  • 3. 胸部X線検査(レントゲン検査です。心臓全体の大きさや肺などの状態がわかります)
  • 4.心電図検査(特に不整脈の診断に有用です)
  • 5.心エコー検査(心臓の内部の状態や血液の流れがわかります)
  • 6.血液検査、心臓バイオマーカー(各種臓器への影響、心不全や心筋障害の検出や治療効果の判定などに役立ちます)

以上のように①②から始まり、必要に応じて検査を組み合わせて心臓と全身の状態を探っていき、状態に合わせて治療法を考えていきます。 何も症状がなくても①②は日頃から行うことをおすすめします。

鍼灸治療も行っております

鍼灸治療について

鍼灸治療について

近年、わんちゃん・ねこちゃんの高齢化と診断・治療技術の向上にともない、疾病も複雑化しています。
西洋医学と東洋医学は相容れぬ医学と思われがちですが、双方とも病気に向かい合い、改善を目指すという目的は同じです。
東西医学の各々の欠点を補い、利点を活かせるよう、東西医学の融合・併用により、より良い治療・QOLの維持ができるようにしていけたらと思います。

※鍼灸治療の診療日は、火曜日、水曜日、金曜日の午前のみとなります。
ご不明点などがございましたら当院スタッフにお問い合わせください。

鍼灸治療について
担当:菅谷 茜

鍼灸治療の流れ

基本的には西洋医学に測り、診察・検査・治療を進めます。
結果・症状にあわせて鍼灸治療を行います。

  • 1.問診(日頃の生活、症状、食餌、性格など伺います)
  • 2.身体検査(触診、聴診、視診、検温など)
  • 3.お試し施術~定期施術

必要に応じて
血液検査・X線検査・超音波検査・心電図検査・尿検査などの各検査の実施

~鍼灸治療の特徴・適応~
副作用が少ない
1回30-60分程度(症状により異なります)
即効性~遅効性

他の疾患で薬の制限がある、薬の減量を目指したい
整形トラブルの後ケア
アンチエイジング
体質改善など

※わんちゃん・ねこちゃんの性格・病態によっては施術できない場合があります。

鍼灸治療の料金

はじめて鍼灸治療を受けるとき

初診料 ¥2,200
鍼灸初見料 ¥4,620
鍼治療 ¥3,036
電気治療(オプション) ¥1,100

※わんちゃん・ねこちゃんの性格や病態などにより、施術ができなかった場合は、鍼灸初見料はいただきません。

2回目以降

再診料 ¥880~¥1,980
鍼治療 ¥3,036
電気治療(オプション) ¥1,100

定期施術(5回目以降、月2回以上)

再診料 ¥1,100
鍼治療 ¥1,100
電気治療(オプション) ¥1,100